ネコのひげ
気流探知機説
D・モリス博士によれば、接触に敏感なアンテナ能力に加えて、ヒゲが気流の探知機として働くとのこと。
ネコは暗闇で物にぶつからないで歩くために、物とネコが近づいていくときの空気の乱れの変化を読みとる
これは、毛根の先の部分に感覚神経が細かく分布しているので、ちょっとふれただけで敏感に反応するからである。
だから、このヒゲで、ネコは自分が通れるグライにすきまが広いかどうか確かめて、あちらこちらもぐりこんだりするの

に使うと言われているのだ
ヒゲは口のまわりだけでなく、ほおの上下、目の上、あごの下にもあり、これらの先端を線で結ぶと
ちょうど丸い円になり、この円形レーダーによって、自分が通り抜けられる穴か判断するのだという 能力があるというのである。
空気の動きだけで、そこに物があるのがわかるということで、これはさらに性能のいいレーダー
説といえる。

観察では、ヒゲに損傷のあるネコは昼間しか獲物を捕らえることができず、暗闇では獲物を噛みつく場所の判断

があやまってうまく捕らえることができないという。ヒゲは暗闇の中でまさに点字を読むごとく働き、獲物の体の輪郭まで正確
にとらえることができるのだと力説する。

風向探知機説

そもそもネコが暗闇のなかをヒゲで探りながら歩くなんて、私には信じられない、といっているのがフォックス博士だ。
空けた場所に棲息し、狭い場所に近づいたり、ネコのように穴をくぐりぬけるようなことはけっしてしない、多くの他の動物にも、
ネコと同じようにヒゲがあるそうです。先にあげたヒゲがつくる円は体の大きさとちがうし、他の動物でも身体の幅に比べてずっ
と長かったり短かったりするともいっている。つまり、暗闇ともぐりこみは関係ないとフォックス説なのです。
なんのためのヒゲかといえば、これが目の保護 するものだという。

ヒゲがちょっとさわっただけで目を閉じるように、反射弓によってヒゲとまぶたが連結している。

だからとがった小枝や草の端などは目にあたる前にまずヒゲにふれるから、サッとまばたきをひきおこして角膜が傷つかないよう
に保護
できるという仕組みだという。

ネコのヒゲについて2人の博士の考え方はずいぶんちがいますが・・ともかく非常に大切なものだということがわかります。
やたらきってはいけないようですね!

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